よくある質問4 of 戸畑 土井皮ふ科クリニック

お化粧はしてもいいですか?

女性にとっては非常に大事で気になる問題です。もちろん診断が化粧品そのもののカブレであれば当然その化粧品の使用は出来ません。日頃の外来では明らかにカブレの症状とは言えないがおそらくは顔の乾燥等に基づく外的刺激によるかゆみや湿疹の患者様をしばしば診させて頂きます。このような場合はまずはその化粧にてヒリヒリ感等の刺激感が出る場合はしばらくは使用は控えるべきでしょう。初めは部分的に必要最低限の使用で問題なければ出来れば軽めの化粧で様子をみられることをお勧めします。ニキビの方もばっちりメイクの化粧はいかがかと思います。ただ明らかに悪化しない程度の薄化粧はまったくせずにストレスをため込むよりは良いと考えています。万人に絶対合う化粧品はありません。自分に本当に合ったものを探すことは顔面のスキンケアにとって大切なことと言えます。

水虫がなかなか治らないのですが?

bind_free127.jpg特に夏の時期に当然多い訴えです。以前は水虫を完全に治せる薬を作ったらノーベル賞とか言われていたようですが、今日でははっきり言って治ります。まずは我々皮膚科専門医にかかる”水虫”主訴の患者様の正しい診断からが始まりです。ありきたりですが自己診断、市販薬等で受診時水虫の症状ではない方が多く見受けられます。ベースは水虫でもカブレ、細菌の感染、そしてそもそも他の皮膚病。一生懸命高い?水虫の市販薬を塗っても治りません。きっちり水虫の診断がついてから今度は根気も要ります。特に爪の水虫を合併された方は飲み薬も含めて根気よく治療が必要です。というわけできっちり正しい治療であなたの水虫も根治できます。

爪が変なんです?

爪も皮膚の一部です。以外と爪の色々な症状で受診される患者様が多いように思います。まずその代表格は上記にも書きましたが爪の水虫でしょう。これは正しい診断と飲み薬でかなり治るようになりました。ただ特に足の爪水虫は他の様々な爪疾患の合併も多く単純に行かないケースもしばしばです。一筋縄ではいかない頑固な爪変形は我々皮膚科医の悩みの種でもあります。指の爪も特に女性の方の訴えが多いようです。これまた単純にカビの菌(カンジダ)によるものであれば治療は決まってきますが、先端からの爪剥離、縦状の変形や濁り、先端部の菲薄、種々の色変化、それらの合併 等診断に苦慮するケースがかなりあります。一通りの可能性を説明してもなかなか納得してもらえない場合も正直あるのです。う〜ん、爪疾患は実は難しいのです。