よくある質問2 of 戸畑 土井皮ふ科クリニック

今の治療は結局対症療法ですよね、根本的な治療はないのですか?

アトピー性皮膚炎をはじめとする慢性の皮膚病ではとても多い質問です。なかなか思うように改善しない症状をみているとこう聞きたくなるのもよくわかります。ただ高血圧、糖尿病、高脂血症、喘息、リウマチ等に根本的な治療があるでしょうか。慢性的な疾患では現在の医療レベルでは付き合いたくはないが上手に付き合っていかないといけない基本的に対症療法で治療せざるを得ないものがほとんどです。他科の慢性疾患と同様にひょこっと体質改善というわけにはいかない慢性の皮膚病も多いのです。

アレルギーが原因でしょうか?

bind_18.jpgアレルギー!、なんとつかみ所がないわりに便利な用語でしょうか。不思議と結構治りにくい皮疹や特殊な出方をした皮疹に何々のアレルギーの可能性がありますね、と説明するとわりと何となく納得される患者様も多いようです。もちろんこちらもある程度の根拠のもとにお話はするのですが。アレルギーと一言で言っても種々のタイプがあります。一般に皮膚疾患でアレルギー疾患といわれているアトピー性皮膚炎、蕁麻疹等も実は単純にアレルギーのみで説明がつく疾患ではありません。明らかにスギ花粉による花粉症はそれと言って差し支えないのでしょうがズバリこのアレルギーが原因です!と断定できる病気の方が明らかに少ないと思います。

このステロイド剤、続けても大丈夫ですか?

実はこの質問は以前(10〜20年前)に比べたら少なくなりました。内服や注射の副作用と混同されて適切な強さのステロイド外用剤も使用しにくい時代がありました。最近では明らかなステロイド外用剤拒否症の患者様は外来では見かけなくなりました。特にアトピー性皮膚炎治療に対する日本皮膚科学会、厚労省の治療指針が明確に打ち出されたのも一因と思われます。ただ赤ちゃんや小さな子どもさんに対するお母様方の漠然とした不安感はまだあるようで我々も特に注意して使用法や早めの保湿剤への変更等指導しております。