アナフィラクトイド紫斑 of 戸畑 土井皮ふ科クリニック
- アナフィラクトイド紫斑
- #あなたの病気は? アナフィラクトイド紫斑
- #どういう症状?
- 主に下腿から足背にかけて小さめの皮内出血斑(紫斑)が広がってきます。しばしば関節痛、腹痛、血尿、蛋白尿を認めることがあります。小児にみられることもあります。
- #原因は?
- 扁桃炎や咽頭炎等が引き金になる場合もありますが特に成人の発症では原因不明の場合も多いようです。皮膚の浅い所の細かい血管の炎症と考えられています。
- #治療は?
- 症状の程度、合併症の有無に応じて下肢の安静、止血剤等内服、場合によってはステロイド剤内服、重症では入院治療も必要になります。
- #注意することは?
- 合併症、特に腎障害には注意が必要です。しばしば再発性で皮膚科専門医のもとでの治療、フォローが必須です。
- #終わりに
- 正確な診断、合併症の有無、適切な治療が特に必要な皮膚疾患です。